NPO法人イノベブリッジたきざわは、2023年2月に滝沢市・岩手県立大学と三者連携協定を締結。その後、岩手県立大学が掲げる「企業学群」構想への参画を始め、今年度より本格的に活動を行なってまいりました。
「企業学群」構想とは
岩手県立大学の鈴木厚人学長の発案によるもので、滝沢市 IPU イノベーションセンター・パークに参画されている企業を、岩手県立大学の学部・研究科と同等の「企業学群」と捉えて、企業や大学の相互依存関係を促進する地理的な近さのメリットである情報の共有、相互の信頼関係や協調関係を促すような集積拠点を実現しようとするもので、これにより、産学官連携による事業共創やイノベーション創出、人材育成を目指す。
去る2024年7月8日に開催された岩手県立大学主催の「企業学群講演会」では、パネルディスカッションに当法人理事長の阿部がパネリストの一人として参加。地域が持つ課題や魅力、将来についてお話をさせていただきました。
この度「企業学群」構想の一環として、2024年8月に滝沢市IPUイノベーションセンター・パークに入居する下記5社で共同して『インターンシップ型連携授業』を開催することとなりました。
インターンシップ型連携授業 参画企業(50音順)
インターンシップ型連携授業とは
今年度開催されるインターンシップ型連携授業には、岩手県立大学ソフトウェア情報学部の学生(学部3年・修士1年)約20名が参加予定で、8月19日〜22日までの4日間(15コマ)の集中講座として開講することとなりました。
多種多様な取り組みを行っている地元企業に入り、各社の事業内容や開発・運用を行っているサービスを知り、ソフトウェア開発の現場をより身近に体験できる授業を行う予定です。地域のIT企業による実践的な講座を通して、地方の産業を支える高度専門人材の育成を目指しております。
このインターンシップ型連携授業の取り組みを、経済産業省の『共同講座創造支援事業』に申請し、この度、補助採択をいただくことができました。
今回のインターンシップ型連携授業を通して授業内容や取り組み、学生への指導方法などを評価し、今後も継続して共同授業を実施していく方法を検討してまいります。